7月優待株の一覧を作成しました!
今月は、不安定な相場も続いておりましたので、なかなか買いに向かうタイミングがなく、7月優待株のチェックもおろそかになっております。
ただ、月末も徐々に近づいてきましたので、7月優待株もチェックしていきたいと思います!
ちなみに、7月の権利付け最終日は27日(水)、権利落ち日は28日(木)となりますので、忘れずにチェックしてきましょう!
それでは、7月優待株を確認していきたいと思います!
表の語句説明
コード、銘柄名は、その通りですので、問題ないかと思います。
優待内容と目安投資金額は、優待がもらえる最低単元のものを主に記載しています。
そして、条件は、1年以上などの継続保有条件などがある銘柄、長期は、長期保有によって優待内容がグレードアップする場合がある銘柄になります。
私の場合は、今月買う銘柄の選定の優先度のひとつに、この継続保有条件または長期保有グレードアップの銘柄を、優先して検討しています。
これら条件がない企業は、権利日だけ買われて権利落ちで大きく売られたり、クロス取引によって優待タダどりというのが起こりやすいので、権利落ち後の株価も読みにくいところがあります。
継続保有などの条件があれば、必ず大丈夫ということはないですが、少なくともある一定数の個人投資家たちはそのまま買いポジションを残すということです。
皆さまも、一日だけ株主になって優待取りをするという投資ではなく、長期目線でいい企業がどうか判断した上で、投資の判断をいただければ幸いです。
そして、頭に本社の項目を追加しました。
本社がどこにあるか?ということですが、私は、地方で活躍する企業を応援したいという気持ちがちょっとあります。
東京ばかりが栄える日本でもいいですが、地方も活性化してほしいと思っており、地方を活性化するのは、やはり元気な企業だと思っています!
皆さまにも地元はあると思うので、もし自分の地元と関わりある企業がありましたら、ぜひ応援投資もご検討ください!
個人的注目の7月優待株3選!
今月の注目優待株をご紹介していきます!
ここでご紹介する銘柄はおすすめという訳ではなく、個人的に面白そうだなぁと思う企業を紹介していきます!
優待廃止リスクなども踏まえて書いてきたいと思います!
【おすすめしない】LeTech 3497
まずは、LeTechのご紹介です!
不動産の企業で、以前はリーガル不動産という企業名だったかと思います。
株主優待制度 – 株主・投資家情報 – 株式会社LeTech(リテック) (letech-corp.net)
株主優待制度は、ちょっと注意が必要なプレミアム優待倶楽部となっており、200株から2000株までで4000ポイントから10万ポイントまでもらえます。
200株より2000株の方が利回りがよくなる企業も珍しいですが、2000株以上の株主を優遇しているということの表れかと思います。
そして、配当金の方は0円となっています。
というのも、業績の方がたいへん厳しい状況で、今年度は大幅赤字の進捗、企業予測となっています。
コロナの影響により、ホテル事業などが厳しい現状ということで、今年はかなりの方針転換をしているところとのことです。
来期には復活することを望みますが、とりあえず、本年度は赤字着地となりそうです。
業績・財務情報 – 株主・投資家情報 – 株式会社LeTech(リテック) (letech-corp.net)
株価の方は、前回決算発表の後から急回復しているように見えますが、もしかすると業績予測の修正により、赤字のめどが立ったことに加え、優待目的で戻ってきた優待投資家などがいたりするかもしれません。
実際は、優待投資家が買っているわけではなく、優待投資家を狙った機関投資家が先回りして買っていたりしますので、今から優待目的で購入するのはおすすめできません。
さらに、過去2年の傾向を見ましても、7月の権利落ち後に大幅下落をかましています。
これは、優待目的で、2000株買っていた複数の個人投資家たちが、権利後には早々に売っているということだと思います。
少なくとも、今年1月ごろの720円ぐらいまでは、急激に下がる可能性を視野にいれながら、投資したいと思う方がいれば、ご検討いただければと思います。
プレミアム優待倶楽部での優待をもらうためだけに、何万円も損しては元も子もないですので、もし入られる方がいましたら、慎重にご検討ください。
正直、無配なので優待制度は続けるのかもしれないですが、これ以上業績が悪くなる、もしくは回復の見込みが立たないと、優待廃止もありうるように感じています。
【優待変更】不二電機工業 6654
2番目は、不二電機工業のご紹介です!
電気制御機器の専業メーカーで、スイッチなどを作られている会社です。
ただ、私自身、これらの需要がどれぐらいあるのかなかなか把握ができておりません。
株主優待は、QUOカードですが、今回の権利日から優待制度が変更となっております!
株主還元策│株式情報│投資家情報│不二電機工業株式会社 (fujidk.co.jp)
これまでは、100株で500円相当のQUOカードがもらえておりましたが、2022年7月権利からは300株必要になります!
一方で、500株以上の株主は優待変更はなく、1000株以上の株主に対しては3年以上保有で3000円分のQUOカードまで拡充するなど、100株株主のみ改悪する変更でした。
この変更自体は、少額すぎる優待投資家にもう少しロットを増やしてもらうきっかけになりますし、逆に愛想をつかせて去ってしまう優待投資家もいると思いますが、それ自体は優待制度の健全さを保つためにはいいと思います。
ただ、気になるのは、業績の方でして、2021年2022年と利益が減少したまま維持しているような状況となっています。
財務指標│IR資料│投資家情報│不二電機工業株式会社 (fujidk.co.jp)
そんな中ですが、配当金は32円でずっと維持しておりますので、配当性向が2021年2022年は90%を超える状況となっております。
これはつまり、利益のほとんどを株主還元しているということです。
投資家としては還元が大きいのは嬉しいですが、長期的な目線で見ると、発展性に疑問符がついてしまいますので、しっかりとこの状況を打破できるのか?もしくは、現状維持で持続可能な形にもっていくのか?うまく調整いただきたいと願うばかりです。
私自身もいい機会ですので、よく企業サイトなどを眺めて、買い増ししていくのか、それとも手放すのかを検討していきたいと思います。
QUOカード銘柄になりますので、優待廃止リスクはありうるとは思いますが、3年以上の長期保有優遇制度などは昔から導入しておりますので、長期株主への配慮も含めて、改悪はあっても優待廃止はすぐにはなさそうだと感じています。
【去年が跳ねすぎた?】シーアールイー 3458
3つ目のご紹介は、シーアールイーです!
不動産系の会社ではありますが、少し変わっていて、主に物流不動産の提供、整備などを行っている企業になります。
事業ビジョン | 株式会社シーアールイー (cre-jpn.com)
株主還元 | 株式会社シーアールイー (cre-jpn.com)
株主優待は、QUOカードで今月7月権利では1000円分、1月権利では500円分もらえます。
特に、保有条件などはなさそうですので、権利日だけでももらえると思いますが、この企業の面白いところは、株価が長期では上昇傾向にあるところです。
昨年が、物件売却などによる大幅な利益増の見込みがあったこともあり、株価も急騰した銘柄でありますが、最近は少し落ち着いてきております。
ここから下がる可能性もあるかもしれませんが、長期で持つならこういう銘柄の方が先ほどまでご紹介した銘柄たちよりいいと思います。
ただ、懸念材料があるとしたら、すでに今期が好決算であることは知られていることなので、来期見通しなどが出たタイミングで、株価が大きく変動する可能性もあります。
とはいえ、優待権利に向けて売買する人も少ないと思いますので、とりあえずは、株価が高すぎなければ買ってもいい銘柄かと思います。
また、不動産業は基本的に家賃収入などは定期収入として安定するのですが、一方で、物件を売ったり買ったりすることで、利益面では大きな変動があります。
物件を売ってしまうと、一時的な利益はとれますが、長期的には定期収入が減少してしまう点などありますので、利益が上がったからよい、赤字だから悪いというのがなかなか言えない業界になりますので、注意が必要です。
それをいうと、LeTechも先行投資の意味合いが強いかと思いますので、長期的にも下げ止まったら、前にご紹介のLeTechなんかも悪くはないと思います。
シーアールイーの優待廃止リスクは、QUOカード銘柄であり、なおかつ継続保有条件などがありませんので、いつ廃止されてもおかしくありません。
とはいえ、配当金も毎年しっかり出ていますし、配当性向も低めなので、いろいろと改悪するリスクは低いように感じています。
株主にも還元しつつ、先々を見据えた不動産管理を今後も期待したいと思っています!
優待投資を楽しみましょう!!
優待廃止、改悪などを考えていると、優待投資をやめようかなぁと思う方もいると思います。
実際、優待投資はなかなか儲かりません!
そんな儲からない優待投資を私が好んで行っている理由は、↓の記事で書いています。
簡単にまとめると、市場から撤退しないことが大事!
そして、楽しめる投資をすることが大事だと思います!
今月も楽しい優待投資生活をしていきましょう!
※特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。
※投資は自己責任、自己判断でお願いします。