なぜ優待株ガチホ戦略になったのか?

今回は、なぜ優待株ガチホ戦略となったのか?について書いていきたいと思います!

目次

優待株ガチホ戦略とは?

名前のごとく、日本株特有のシステムである株主優待を導入している株を買い、買ったらずっと保有し続ける(ガチホールド)戦略です。

全く売らないというわけではなく、将来性が見えなくなったら、いつ売ろうかと考えていますし、株主優待は廃止や変更も多々ありますので、その時に再評価を行ったうえで、売ったり売らなかったりします。

基本的には、優待が廃止になった現物株は一度売却をすることが多いです。

優待株ガチホ戦略のメリットは?

メリットというか得られるものは、当然、株主優待による品物が一年に一回ないしは二回送られてきます。なんかもらえるというのが個人的にはとても嬉しくて、ドはまりしています。

優待と合わせて配当金を出しているところがほとんどですので、配当金ももらえます。

しかし、優待を出す代わりに配当金は少なめであったり、0円のところもありますので、配当金への過度な期待はしないようにしています。

税金で20%引かれてから入金するので、なんかあんまり増えた気がしないんですよね。

でも、長期投資においては大事な要素ですので、いつも有難く受け取っております。

優待株ガチホ戦略のデメリットは?

デメリットは、単純にそれほど儲からないです。

日本市場の市況によってはずっとマイナスということもあり得ます。

自分の保有銘柄でも買ってからずっと含み損の銘柄もあります。

一方で、ぐんぐん伸びていった銘柄もあります。

ぐんぐん伸びていって、ガクンと下がった銘柄もあります。

でも気にしない。というか気にならなくなります。

なぜなら、基本売らない(売れない)から。

なぜ優待株ガチホ戦略となったのか?

自分は一時期、優待の権利確定日に買い、翌日にすぐ売るという手法を行ったことがあります。

翌日はだいたい配当金分下がるのが普通ですが、優待銘柄の場合、配当+優待の金額以上に下がることが多いです。市況によっては、逆に上がるときもありますが、多くはマイナスの取引でした。

その時、優待はたくさん届きましたが、売買ではマイナスがどんどんかさみ、どんどん投資できる金額が小さくなっていきました。これは持続性がないギャンブルの一種だと思いました。

そこから長期的に上がりそうな銘柄選定をするようになりました。しかし、将来性を見込んでよく選んで買ったが、そのあと暴落することも多く経験しました。

株式相場は、市場参加者の期待で価格が決まります。

PERやPBR、ROEなど様々な指標もありますが、世の中から期待がされていない企業の株価はずーっと低いままです。ただ、ある時どこかのお金持ちがその企業の価値に気が付き、急に暴騰することもあります。

それはいつか?それは誰もわからないです。(わかっていたらインサイダーですね)

そのため、市場に参加し続けるということが大事です。

ここで長期投資の大事さに気が付いたわけですが、そう簡単にもいきません。

含み益が出ると、利益確定したくなるんです。

長期保有優待制度?

株主優待には、長期保有優待制度を導入している企業も多くなってきております。

以前までは、権利日の最後に保有していれば、株主として認定され、配当金や優待がもらえましたが、例えば、優待に関しては1年以上継続して当社株式を保有していないとあげません!というような企業が出てきました。

逆に、3年以上以上保有していたら、優待のグレードをアップしますよ!というような企業もあります。

自分はこの制度を、市場に参加しつづけるための制約として、活用しています。

長期で保有したところで、それほど優待利回りが大きく上がるわけではありません。

むしろ、1年目はあげませんというような企業では、利回りとしては低いです。

ただ、1年間いろいろ株価は乱高下したけれどもずっと保有し続けた結果、もらえる優待もなんだか特別な気がして、とても嬉しく感じます。

株価や損益が気になってしまう?

長期保有制度があったとしても、やはり爆騰したときなんかには利益確定したくなっちゃいます。

自分も、全国保障という企業が1年以上長期で保有するとQUOカードをもらえる額面が約1.7倍になるということで、2015年ごろに一度買いましたが、その後の上がり下がりが気になって1年経たずに売ってしまいました。

そんな1銘柄の株価や損益が気になってしまう方へのいい対策があります。

それは、分散です。

1銘柄~5銘柄ぐらいに集中投資をすると、どうしても一つ一つの銘柄の上がった下がったが気になってしまいます。

自分の場合は、10~15銘柄ぐらい保有するようになってから、それぞれの銘柄の日々の変動はあまり気にならなくなりました。

なので、例えばいま手元に100万あってこれから優待ガチホ戦略を始めたいという方がいましたら、30万円の優待株を3種類ではなく、10万円の優待株を10種類買った方が長期投資という観点ではいいと思います。

100万円もお金ないよという方は、毎月その月に権利日がある銘柄を1社ずつ買っていき、ガチホするというのを1年間行ってみてはいかがでしょうか?

1年も経てば、株式相場がどんなものか分かると思います。

どの優待株をいつ買うのがおすすめか?

結論から申しますと、自分が使っているお店の株を、まずは権利確定日の引けで買う。です。

株式投資の基本は、儲かる株を売買するのではなく、応援したい企業にお金を預ける。です。

優待株でも同じです。

例えば、スーツを買うときは必ずAOKIかORIHICAです!という方がいましたら、AOKIもORIHICAも運営は同じAOKIホールディングスであり、今でしたら7万円ぐらいで100株買えます。100株以上保有しておりますと、AOKIやORIHICAで使える20%割引券がもらえたりします。

このように、自分が普段から利用しているお店の優待券であれば、難なく消費できるかと思いますので、おすすめです。

そして、いつ買うかという点ですが、安ければ安い時ほどお得なのは確かですが、なかなか判断が難しいです。

そのため、権利確定日に買うというのが定石ですが、一般的に権利確定日は魅力的な優待銘柄であるほど株価が高くなりやすいです。

それを回避するために、権利日の前日に買うだとか、権利日1か月前に買うだとかいろいろな手法がありますが、その間に株価が上がる場合も下がる場合もあることを考えるなら、初心者には権利日の引けで買うのが、一番いいと思います。

途中でもお話した通り、権利落ち日にはだいたい株価は下がります。しかし、その時の下がりというのは、その前1年間の業績に対して株主還元をした結果です。

来年もちゃんと利益を出していれば、株価は戻ってくる可能性が高いです。そのため、本当は業績も見たうえで投資をした方がいいですが、そこまでしていては初心者の第一歩としては遠のくかと思いますので、まずは1銘柄ずつ権利確定日に買っていき、1年間ガチホしてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

投資は自己責任です。ご参考までに。

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